お手入れの知識

お手入れの知識

「修理のことはベストリペアにおまかせください。」とは言いましても、ご自分で日頃のお手入れや“シマッタ!”時のお手入れ・処理を知っておくととても便利ですね。

お気に入りの靴やバッグなど革製品が丈夫で長持ち、光沢あるピカピカ感など、<するかしないかの違いは歴然!>NG!ではないお手入れや保管をしていれば、いざという時の修理も軽く、費用も安く済んだりしますよ!

ご自宅でリペア、知ってなるほど!の<お手入れや保管の豆知識>

靴・バックなどの革製品のお手入れと保管の仕方

【お手入れ】

【1】革は水気をもっとも嫌います。 バッグは雨の日には持たないのが一番ですが、もし、水に濡れてしまったら、乾いたタオルでこすらないで叩くように拭きながら水気を取ってゆきます。そしてホコリが立たない風通しのいいところで陰干しをします。

ご注意:
雨や水に濡れたままドライヤーで乾燥させることは絶対NG。革が硬くなったり、変形することがあります。

【保管】

【1】靴やバッグの中に吸湿する新聞紙などをクシャと丸めて“あんこ”を作って詰めて置くのも湿気取りに効果的です。

【2】特にバッグは付属の布袋にいれておきましょう。また、月に一回位は袋から出して空気に触れさせます。

【3】ビニールなど通気性の悪いモノには包むのは厳禁!密閉すると湿気がたまってカビなどの原因になります。

ご注意:
新聞紙のままでは、インクが落ちて靴やバッグの内革に付着するおそれがありますからNG。 新聞紙を白い紙でさらに包んでから使用しましょう。

【4】合成皮革製品は柔らかいブラシでよくブラッシングして通気性のあるところに保管しましょう。

ご注意:
ベンジン、シンナーなどの溶剤の使用はぜったいNG。

皮革の種類別お手入れ

一般の皮革
柔らかい布で軽く乾拭き(カラブキ)してください。

スウェードなどの起毛革
革用消しゴムでゴシゴシしないでゆっくりと汚れをこすり落としてから、専用ブラシで毛並みをなでてねかせたり、逆からなでて起こしたりして整えてください。

は虫類などの皮革
柔らかい布で軽く乾拭き(カラブキ)してください。 クロコダイルやトカゲなどには、専用の汚れ落し、ツヤ出しクリームで磨き上げるのも良いのですが、革と汚れの状態を把握する必要がありますので、当工房や専門店などにご相談されることをおすすめします。

エナメル加工された皮革
ご使用後には、必ず!汚れのない、柔らかい布で軽く乾拭き(カラブキ)してください。 手の汗や汚れを拭き取って光沢を保たせます。 ヒドイ汚れは、布を湿らせて拭き取ってから、柔らかい汚れのない布で乾拭き(カラブキ)した後、乾燥させてください。エナメル専用クリーナーで汚れ落し、ツヤ出しをすることができます。また、表面のエナメルのツヤが曇ってしまって、磨いても光沢が蘇らない場合には、エナメル再加工をする必要がありますのでご相談してください。

合成皮革
塩化ビニールなどの合成皮革製品はビニールや通気性の悪い袋には絶対に入れないでください。また、ビニール製品や皮革製品などと密着させたままの保管は避けてください。表面に塗られている樹脂がベトベトになってくっついてしまうことがよくあります。お手入れ方法は、軽く少しの汚れでしたら、柔らかいブラシでなで落とします。油汚れは、水で薄めた中性洗剤を柔らかい布に浸して、サッサッサとなで拭きするかブラシを使ってなで洗いします。

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